まの・すぎのここどもクリニック

よくある質問

どういう時に医院にかかったらいいの
よく症状が軽いけれどと言われることがありますが、親御さんが気になる時は受診してください。
特に乳児では不機嫌、なんとなくいつもと様子が違うという時は受診してご相談ください。
診察の上無投薬で様子を見ましょうということもありますが、遠慮なく受診ください。
何歳までかかれますか。両親は?
一般的に中学までと言われていますが、高校生は受診していただいて問題ありません。
中学生までは処方のこともあり保護者の同伴が必要ですが、高校生以降は単独での受診も構いません。
疾患によっては(てんかんなど)大学生以降も診察を続けています。
子供を抱えての内科受診は難しいと思いますので、感染症などに関してはご両親も受診していただいて構いません。
クリニックと病院の違い
小児科の多い受診理由の一番は発熱です。6ヶ月以上の乳幼児で元気な場合(水分が取れて、ある程度眠れるなど)は、症状が強くなければ数日経過観察でいいと思います。
3ヶ月未満の発熱は元気でも必ず医療機関に受診ください。尿路感染など重篤な疾患のことがあります。
小児で大切なことは発熱以外の症状を伴っているかです。不機嫌などなんとなく気になる場合は受診をお勧めします。
発熱時に大切なことは、水分が飲めるか、睡眠が可能かなどです。元気でも咳き込みや鼻閉で寝られないなど症状が強ければ受診ください。
薬の飲み方
薬は症状を軽減する薬と、病気を治すために飲む薬(抗生剤など)があります。
小児の薬は好き嫌いもあって、薬によってシロップ、粉末、錠剤、坐剤などがあります。飲めそうな種類を診察時にお話しください。
ただし、抗生剤などは粉薬のみが多く苦手な子もいますが必要な薬は飲むようにしてください。
個人的には子供が口にする薬は、親の方が味などを確かめてねとお話ししています。
また飲む時間も食後と書くことが多いですが、多くは日に3回という意味が多く(薬にもよりますが)、気になれば診察時に聞いてください。
飲み方が気になれば、薬局での相談や、NHKの”すくすく子育て”などご覧ください。
薬をもっと長く処方してほしい
時々言われますが、薬の処方日数は病気の様子と年齢などを見て決めています。
お薬を変更することもあり、処方がなくなっても症状が気になる場合は再診してくださいという気持ちで決めています。
次はいつ来てくださいとお話ししなかった場合は、目安にしてください。
ワクチン接種が気になる
時々 ワクチンが怖いのでしませんという方がいらっしゃいます。そういう方の心配は副反応と自然にかかったほうがいいという思いの方が多いようです。
またかかっても今の医学なら治せるという方もいらっしゃいます。医師を長くやっているとさまざまな病気でなくなったり、重い後遺症で大変な方と多く出会います。
そういう悲しい思いの上で、ワクチンが作られ、国の制度となっています。
ワクチンの接種で日常的に見かけなくなった病気が多くあり、そのため大丈夫と思われる方もおられます、決してなくなったわけではありません。
また自然にかかって、皆さんのご存じない重篤な疾患になることもあります。はしか後の亜急性硬化性全脳炎、ムンプス後の難聴、水痘後の脳梗塞、インフルエンザやロタ感染症の脳症など様々です。
5種混合をしない場合の百日咳、外傷後の破傷風などもあります。
もちろんワクチンに伴う重い副反応もありますが、接種しないことによる生涯にわたるリスクに比して小さいものです。特に長期間使われているワクチンはその可能性も非常に低いと考えられます。
当院でもリスクを極力減らすように、初回はさまざまなお話を伺いながら、リスクを検討し副反応についてもお話をしています。対応月齢になれたらまどめてただ接種するようなことはしていません。
科学的に適切な資料を参考に、ぜひ検討ください。長い一生の健康のために。
けいれんが起きたら
子供は脳が未成熟なため、さまざまな理由で痙攣を引き起こします。
初めて遭遇した場合は、驚きを超えてどうすればいいか混乱されると思います。よく対応に落ち着いてと書かれていますが、ほとんど無理の方が多いと思います。
そういう方は救急車を迷わず呼んでください。電話でのやり取りで指示がありますので従ってください。
考える余裕のある方は、落ち着いて ケガをしないような体勢で横向きにさせてください。5分以上続いたり、繰り返す場合は救急車を呼んでください。(1分でも非常に長く感じると思います)
落ち着いた場合も、初回の場合は翌日受診ください。
便秘
乳幼児を含めて便秘は非常に多い病気です。排便で不機嫌になったり、出血したり、毎回排便に時間がかかるなどの場合は、我慢しないで受診ください。
適切な診断と加療で改善しますが、繰り返すことが多く、ある程度の期間気長に治療が必要なことが多いです。
皮膚疾患
乳児期からのスキンケアーは大切で、肌で気になる方は受診ください。
小児科医にとって湿疹や肌のトラブルの相談は多く、最近は軟膏の種類も多くなり、治療の幅も広がっています。
アトピー性皮膚炎と言われると、ああそうかと思われますが、体質的にアトピー素因を持つ子も多く、アトピーという名前でなく、その症状、重症度に応じてきちんと対応することが大切です。
軟膏はもらうだけでなく、特に軟膏の塗り方などの説明を聞き、確認ください。
食べ物との関連や喘息、鼻炎など他のアレルギー疾患との関連もあり、小児科で相談ください。
離乳食・食物で湿疹・かゆみ
離乳食での湿疹は、お母さんに気になることと思います。
ただ全てを禁止するのでなく、食事制限は最小限にして、食べられるものは食べていくのが最近の治療です。
症状が出たり、不安な場合は受診、相談ください。
アレルギー症状が強い 内服・舌下療法
アレルギー症状が強いお子さんが増えてきていることもあり、2025秋から免疫舌下療法を始めています。
希望の方は一般外来でまず受診ください。(スギ花粉症の薬剤は現在は制限されており、すぐには開始できません)
夜尿
小学校に入る年齢でも、夜尿は10%程度あるとされています。
小学校に入る前でも頻回の夜尿があったり、幼稚園でのお泊まり保育での不安などあれば受診ください。
よく相談しながら、本人の気持ちを大切にしながら検査治療をしていきます。
てんかんの方に
てんかんの治療は長い服薬が必要です。また本人の自覚のもとで正しく内服することが大切です。
すでに診断がつき、内服でコントロールされている方は成人の方でも内服処方させていただきます。
#必要時 他院で脳波、画像検査などしていただきます。